動く大地,住まいのかたち

プレート境界を旅する

動く大地,住まいのかたち
著者 中谷 礼仁
ジャンル 書籍 > 単行本 > 社会
刊行日 2017/03/24
ISBN 9784000222358
Cコード 0052
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 278頁
定価 2,860円
在庫 在庫僅少

動く大地はユーラシアのプレート境界域に何をもたらしたか.環境を創造し,時に社会を壊滅させる地球の驚異的な働きと,その地で生き抜く人々の叡智と暮しを活写.人間生存の条件を捉え直した建築論的旅の記録.[カラー写真多数]

プレート境界の旅 全旅程図

I Buildinghoodへの気づき インド、ネパール
 1 土地のかたち、人の住まい ――ウッタラカンドにて
 2 パンゲアのかけら ――孤島のドーラヴィーラ遺跡
 3 溜まる街 ――カトマンズ盆地にて

II 建築の父、建築の母 イラン
 4 火山によって支えられた住まい
 5 建築の父、建築の母
 6 境界を越えて

III 石の重さ ギリシア、マルタ
 7 巨人から人間へ
 8 石と遊ぶ

IV グローバライゼーションとつきあう方法 トルコ、イタリア、シリア、チュニジア、モロッコ
 9 カッパドキアでの生活
 10  シチリア・ベリーチェ ―― 一九六八/二〇一三
 11 ワールズエンドの風景

V 人間の場所 インドネシア
 12 死と大地
 13 大地から縁を切ること
 14 人間の場所

あとがきに代えて
初出一覧
中谷礼仁(なかたに のりひと)
1965年生まれ.早稲田大学理工学術院・創造理工学部建築学科教授.専門=建築史,歴史工学,建築理論.早稲田大学理工学部建築学科卒業,同大学院後期博士課程修了.大阪市立大学工学部助教授などを経て,現職.
著書に『セヴェラルネス 事物連鎖と都市・建築・人間』『国学・明治・建築家』.瀝青会名での共著『今和次郎「日本の民家」再訪』で今和次郎賞・日本建築学会著作賞を受賞.他に『近世建築論集』『日本建築様式史』『数寄屋の森』(いずれも共著)等.

受賞情報

2018年日本建築学会著作賞
ページトップへ戻る