シリーズ 刑事司法を考える 第0巻

刑事司法への問い

(全7巻)

刑事司法への問い
著者 指宿 信 , 木谷 明 , 後藤 昭 , 佐藤 博史 , 浜井 浩一 , 浜田 寿美男
ジャンル 書籍 > シリーズ・講座・全集 > シリーズ 刑事司法を考える
シリーズ シリーズ 刑事司法を考える
刊行日 2017/02/22
ISBN 9784000265003
Cコード 0332
体裁 A5 ・ 上製 ・ カバー ・ 254頁
定価 3,080円
在庫 在庫あり

本巻はシリーズ特別編として,実務家,ジャーナリスト,被害者など,さまざまな立場から刑事司法に関わった人たちの提言を集める.【執筆者】落合洋司,前田恒彦,江川紹子,山田悦子,宇梶剛士,周防正行ほか26名.

刊行にあたって
はじめに(指宿 信)

Ⅰ 被告人・被害者の立場から
「勝率ゼロへの挑戦」から得たこと  八田 隆
官僚の自己保身と組織防衛の果て  佐藤栄佐久
被告人席に座らされて  山田悦子
犯罪被害に巻き込まれた立場から考える  片山徒有
性暴力(性犯罪)被害者と刑事司法  小林美佳

Ⅱ 刑事司法の現場から
日本における今後の刑事司法の在り方について  落合洋司
諦める刑事司法  市川 寛
近頃の裁判官の令状審査  寺西和史
出所八年目に思うこと  本間 龍
矯正施設から見えてくる問題  Paix2
溢れでてきたのは「やさしさ」だった──奈良少年刑務所での詩の教室より  寮 美千子
刑期于無刑  角谷敏夫
いつの日か僕の演劇を観てほしい  宇梶剛士

Ⅲ 刑事司法への提言
裁判所が変われば大きく変わる  周防正行
国民に検証可能な刑事司法を  江川紹子
「明日は我が身」と思えるか──志布志事件の取材を経験して  大久保真紀
まず隗より始めよ  前田恒彦
「日本版司法取引」の導入は本当に大丈夫か?  郷原信郎
見過ごされてきたことと障害への「合理的配慮」──「司法と精神医学」から  佐藤幹夫
法医学の司法への貢献はいかにあるべきか  本田克也
刑事収容施設をめぐって  只木 誠
支配からの解放  瀧川裕英
比較から見る日本の刑事司法改革の特徴とそのあるべき視点  王 雲海
検察性善説を疑う  八木啓代
刑事司法へ「ことば・教育」にまつわる要求  札埜和男
「叫びたし寒満月の割れるほど」──西武雄さんの遺言  古川龍樹

Ⅳ 座談会 大改革時代の刑事司法
指宿 信・浜田寿美男・佐藤博史・後藤 昭・木谷 明・浜井浩一

刑事司法改革略年表
指宿 信
1959年生.成城大学教授.刑事訴訟法.
木谷 明
1937年生.弁護士,元裁判官,元法政大学教授.
後藤 昭
1950年生.青山学院大学教授,一橋大学名誉教授.刑事訴訟法.
佐藤博史
1948年生.弁護士.
浜井浩一
1960年生.龍谷大学教授.刑事政策.
浜田寿美男
1947年生.立命館大学特別招聘教授,奈良女子大学名誉教授.発達心理学・法心理学.

書評情報

季刊 刑事弁護 第97号(2019年1月21日発行)

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