データブック 格差で読む日本経済

「格差」問題を考えるための基本書目

データブック 格差で読む日本経済
著者 みずほ総合研究所
ジャンル 書籍 > 単行本 > 経済
刊行日 2017/03/28
ISBN 9784000611831
Cコード 0033
体裁 A5 ・ 並製 ・ カバー ・ 222頁
定価 2,090円
在庫 在庫あり

英国のEU離脱やトランプ大統領の誕生など,「格差」に対する人々の不満が世界を揺るがしている.日本でも中間層の消滅や貧困の増大が語られているが,現状を客観的に把握する必要がある.豊富なデータを駆使して,世代間,正規・非正規間,地方間,企業間格差など様々な切り口から日本における「格差」の実像を多層的に浮かび上がらせる.

はじめに──世界に広がる格差問題,日本はどうか

Ⅰ 国際比較でみる「格差」
 1 国際的な格差問題
 2 所得格差の大きい国,小さい国
 3 資産が上位に集中する国
 4 相対的貧困率が高い日本
 コラム① テクノロジーと貧困

Ⅱ 日本における格差の現状
 5 所得の格差
 6 資産の格差
 7 正社員と非正社員の格差
 8 雇用における男女の格差
 9 年金の格差
 10 世代間の格差
 11 大都市と地方の格差
 12 大企業と中小企業の格差
 コラム② 退職後の医療保険

Ⅲ 日本における格差問題──何が問題か
 13 「格差は広がっている」と感じるか
 14 縮小する中間層
 15 高所得者層・富裕層の実態
 16 高齢者層の格差
 17 高齢期の貧困
 18 子どもの貧困
 19 日本経済に与える影響
 コラム③ 年金の繰下げ受給で最大42% 年金増

Ⅳ どのような政策が必要か
 20 雇用に関する政策
 21 賃金に関する政策 
 22 年金に関する政策
 23 税制に関する対策
 24 子どもの貧困対策
 25 教育に関する対策
 26 地方創生に関する対策
 27 成長力向上とパイの拡大
 コラム④ 「ふるさと納税」にみる地域間格差

おわりに
みずほ総合研究所
ハイレベルなリサーチ部門とソリューション部門に加え,独自の法人会員制度を擁する日本有数のシンクタンク.経済調査/欧米調査/アジア調査/市場調査/政策調査/金融調査── 6つの分野のスペシャリストが,優れた分析力と国内外のネットワークを駆使し,付加価値の高いマクロ情報の発信や政策提言を行うほか,国や自治体,民間企業の個別課題解決ニーズに対応したコンサルティング・サービスを提供している.

書評情報

毎日新聞(朝刊) 2017年6月4日
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