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「東関紀行」は承久役後21年,「海道記」は同役後2年,当時政治の中心地であった鎌倉へ下向した両著者の東海道紀行である.前者が各地の風物・故事を淡々と叙しているのに対して,後者はほとんど全紙面にその人生観を披瀝している特色も興味が深い.本版は,東関紀行は群書類従本,海道記は前田侯爵家蔵古写本を底本とした.
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