武蔵野
作者自選の短篇集.東京郊外の落葉林を散策してその情景を描いた表題作は,近代日本の自然文学の代表作.
作者25歳から28歳,処女作「源叔父」など初期の作品18篇を集めた独歩(1871―1908)自選の短篇集.ワーズワースに心酔した若き独歩が,郊外の落葉林や田畑をめぐる小道を散策して,その情景とそこで出会った人々を描いた表題作「武蔵野」は,近代日本の自然文学の白眉である作者の代表作.(解説塩田良平)改版
書評情報
北海道新聞(朝刊) 2011年2月13日
読売新聞(夕刊) 2009年5月29日
読売新聞(夕刊) 2009年5月29日