寺田寅彦随筆集 (四)

寺田寅彦随筆集 (四)
著者 小宮 豊隆
通し番号 緑37-4
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 緑(現代日本文学)
日本十進分類 > 文学
刊行日 1948/05/15
ISBN 9784003103746
Cコード 0195
体裁 文庫 ・ 308頁
定価 814円
在庫 在庫あり

寺田寅彦(1878―1935)の随筆は芸術感覚と科学精神との希有な結合から生まれ,それらがみごとな調和をたもっている.しかも主題が人生であれ自然であれ,その語りくちからはいつも温い人間味が伝わって来る.二十代から最晩年の五十代後半まで書きつがれた数多の随筆から珠玉の百十余篇を選んでこれを五巻に編んだ.

鐘に釁る 北氷洋の氷の割れる音 鎖骨 火事教育 ニュース映画と新聞記事 自然界の縞模様 藤の実 銀座アルプス コーヒー哲学序説 空想日録 映画雑感 映画「マルガ」に現われた動物の闘争 物質群として見た動物群 蒸発皿 記録狂時代 感覚と科学 涼味数題 錯覚数題 神話と地球物理学 試験管 科学と文学 科学者とあたま 沓掛より さるかに合戦と桃太郎 人魂の一つの場合 思い出草 踊る線条 ジャーナリズム雑感 函館の大火について 庭の追憶 藤棚の陰から とんびと油揚

書評情報

UP 2017年4月号
読売新聞(夕刊) 2003年11月8日
ネスカフェ・アトリウム 2003年4月号
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