日本童謡集

童謡童話雑誌『赤い鳥』の創刊以来,終戦に至る三十年間に発表された多くの創作童謡の中から,三百余篇を選んでここに収める.

日本童謡集
著者 与田 凖一
通し番号 緑93-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 緑(現代日本文学)
日本十進分類 > 文学
刊行日 1957/12/20
ISBN 9784003109311
Cコード 0192
体裁 文庫 ・ 316頁
定価 814円
在庫 在庫あり
童謡童話雑誌『赤い鳥』の創刊以来,終戦に至る三十年間に発表された多くの創作童謡の中から,三百余篇を選んでここに収める.「からたちの花」「うたを忘れたカナリヤ」「カラスなぜなくの」など,世に広く歌われている白秋,八十,雨情の代表作をはじめ,大正・昭和の名作童謡のすべてを集め,家中みんなが楽しめる本にした.
作品目次
曲譜目次
挿絵目次

大正時代
昭和時代

解説
参考文献
うたいだし索引


【収録作品】(アイウエオ順)

青木存義(どんぐりころころ)
浅原鏡村(てるてる坊主)
有賀連(蟻,大きなお風呂,夜店)
一瀬幸三(輪投げ)
泉鏡花(あの紫は)
伊藤真蒼(袋)
宇野暮江(土筆の僧正)
海野厚(おもちゃのマーチ,背くらべ,露地の細道)
岡一太(同じ仲間)
岡田泰三(丘のはたけ,仔鹿)
小川未明(海と太陽)
小口吉太郎(1 2程)
鹿島鳴秋(お山のお猿,金魚の昼寝,浜千鳥)
加藤まさを(工場の子,月の沙漠,盗んだ薔薇)
金子みすゞ(大漁)
河井酔茗(お船,つばな)
川路柳虹(秋のお庭,雨の脚)
北原白秋(アイヌの子,赤い鳥小鳥,朝,足踏み,雨,アメフリ,あわて床屋,兎の電報,海の向う,追分,オチタツバキ,お月夜,お祭,かえろかえろと,かやの木山の,からたちの花,クリスマスの晩,子供の村,この道,こんこん小山の,今夜のお月さま,五十音,サヨリ,酸模の咲く頃,砂山,世界の子供,ちんちん千鳥,月へゆく道,鉄工場,薔薇,東へ行けば,ブイ,吹雪の晩,ペチカ,待ちぼうけ,山のあなたを,雪のふる晩,揺籃のうた,夜中,栗鼠栗鼠小栗鼠)
木村不二男(アイヌの子)
葛原しげる(一本菫,夕日,夢見花)
久保田宵二(角兵衛獅子,霜夜)
後藤楢根(思ったこと,月夜の棉畑)
小林純一(青物市場,トマト,病気)
高麗弥助(町のおばさん)
小松清(堤)
古村徹三(野茨の新芽,繭のお山)
近藤益雄(網揚げ)
西条八十(蟻,ABC,鉛筆の心,お菓子の家,お菓子の汽車,おみやげ三つ,お山の大将,かくれんぼ,肩たたき,かなりや,烏の手紙,木のぼり太右衛門,薬とり,九人の黒んぼ,怪我,谺,ズイズイズッコロ橋,その夜の侍,つくしんぼ,手品,泣きぼくろ,なくした鉛筆,花の種子,薔薇,鞠と殿さま,霙ふる夜,村の英雄,山の母,夕顔,雪の手紙)
酒井良夫(ヘイタイゴッコ)
サトウ・ハチロー(赤牛病む,秋の夜,イエス・キリスト,胡桃,ちいさなちいさな水車,トランプ,鳥小舎の雨,落花生,ビスケット,めんこい仔馬,木馬,百舌よ泣くな)
佐藤義美(小母さまと菊,おぼえてる,木の実号,グッド・バイ,たんぽぽ,チョウチョノ町,月の中,でんしゃ,夏,昼のお月さん,ボクトキミ,ほろほろどり)
真田亀久代(えのころぐさ,コチカル)
柴野民三(秋,冬空,虫)
島木赤彦(驢馬,行水,諏訪の殿様,どんぐり,蜻蛉,庭風呂,葱坊主,法螺の貝,山の茂作)
島崎藤村(蝉の子守唄)
島田浅一(乳を飲ませに)
島田忠夫(鹿,巣,田螺(一),田螺(二))
清水かつら(あした,靴が鳴る,叱られて,雀の学校)
清水たみ子(うたたね,雀の卵)
白鳥省吾(木びき,鶏と真珠)
相馬御風(学校のかえり,春よ来い,船の灯)
武内俊子(赤い帽子白い帽子,かもめの水兵さん,船頭さん,リンゴのひとりごと)
武田幸一(門)
竹久夢二(喧嘩,尺取虫,ぼくのボール)
多胡羊歯(くらら咲く頃,祭人)
巽聖歌(風,子雉,辛夷,コロボックル,たきび,地下鉄工事,法律,ボクハ技師,蜜柑,水口)
田中善徳(石炭積み)
玉置光三(さらさら川の蜆)
茅野雅子(しゃぼん球,春風のうた,ぶうらんこ)
千葉省三(みずぐるま)
茶木滋(馬,とても大きな月だから)
都築益世(あかちゃんのお耳,うらみち,てんとうむし,はたけのいちご,葡萄の実)
寺田宋一(朝の空)
中村雨紅(夕焼小焼)
新美南吉(島)
西村酔香(南京玉)
野口雨情(青い眼の人形,赤い靴,あの町この町,雨降りお月さん,兎のダンス,帰る雁,カッコ鳥,烏と地蔵さん,狐の提灯,キューピー・ピーちゃん,黄金虫,木の葉のお船,山椒の木,汐涸れ浜,しゃぼん玉,証城寺の狸囃子,十五夜お月さん,俵はごろごろ,七つの子,ねこねこ楊,人買船,貰い子,蜀黍畑,四丁目の犬)
浜田広介(けんけん毛虫,こんこんこぎつね,しじゅうから,みぞれ,山のはたおり)
平木二六(こども)
平野直(春のくる頃)
平林武雄(星)
深川二郎(田舎の子,今夜と明日)
蕗谷虹児(かっぱの子,花嫁人形,松葉の十字架)
福井研介(小松姫松,つつましい秋)
福士幸次郎(歌がるたで更した夜)
藤井樹郎(風にきく,東京)
藤森秀夫(栞,谷間の姫百合,めえめえ児山羊,山の娵御)
富原薫(汽車ぽっぽ,早起き時計)
細川雄太郎(あの子はたあれ)
槙本楠郎(小さい同志,梟と燕と鶏,メーデーごっこ)
まど・みちを(雨ふれば,ふたあつ,布袋戯)
三木露風(赤蜻蛉,黄金の泉,正午,真珠島,菫,初夏,宵闇)
三苫やすし(仲よし小道)
水谷まさる(イタリヤの子,ちいちゃな風,ゆうべ見た夢,夢の木)
村山知義(ひろった靴)
百田宗治(朝寒,お葬い,どこかで春が,鳥籠)
杜仙之助(稲田の稲)
柳曠(牧場の朝)
山村暮鳥(鰹釣り,田圃にて)
結城よしを(ナイショ話)
横瀬夜雨(にしやどっち)
与謝野晶子(花子の熊,願い)
吉川行雄(うすい月夜,三日月)
吉田一穂(かりがね,山かなし)
吉田テフ子(お山の杉の子)
与田凖一(雨の日,いっぽん道,おそうじとうばん,お夢のなか,風から来る鶴,木鼠,空がある,高い高いしてよ,父と兄,遠い景色,飛行機のゆめ,畚,豚の子,葡萄畑,祭すぎ,もしも春が来なかったら)
米村健(夕焼)
若山牧水(曲馬を見ながら,子守唄,はだか)

書評情報

読売新聞(朝刊) 2012年4月15日
毎日新聞(朝刊) 2008年1月9日
悠 2005年2月号

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