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まっくら

女坑夫からの聞き書き

筑豊の地の底から石炭を運び出す女性たち。その逞しい生き様を記録したデビュー作。(解説=水溜真由美)

まっくら
著者 森崎 和江
通し番号 緑226-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 緑(現代日本文学)
刊行日 2021/10/15
ISBN 9784003122617
Cコード 0195
体裁 文庫 ・ 330頁
在庫 在庫あり
「女も男と同じごと仕事しよったですばい」「どんなことにでも堂々とむかってやる、こい」。筑豊の炭鉱で働いた女性たちの声を聞き取り、その生き様を記録した一九六一年のデビュー作。意志と誇りを失わず、真っ暗な地の底で過酷な採炭労働に従事した彼女たちの逞しさが、生き生きと描かれている。(解説=水溜真由美)
はじめに

無音の洞
流浪する母系
棄郷
灯をもつ亡霊
のしかかる娘たち
セナの神さま
ヤマばばあ
赤不浄
共有
地表へ追われる
坑底の乳

あとがき

[付録] 聞き書きの記憶の中を流れるもの
解説……………水溜真由美
図版一覧


挿画・山本作兵衛

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