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生物から見た世界

甲虫やチョウは野原をどう見ているか.行動は環世界あってのものと本書は唱える.生物の世界像を追って環境の世紀に先駆けた名著.

生物から見た世界
著者 ユクスキュル , クリサート , 日高 敏隆 , 羽田 節子
通し番号 青943-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 青(自然科学)
日本十進分類 > 自然科学
刊行日 2005/06/16
ISBN 9784003394311
Cコード 0145
体裁 文庫 ・ 並製 ・ 166頁
在庫 在庫あり
甲虫の羽音とチョウの舞う,花咲く野原へ出かけよう.生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす〈環世界〉の多様さ.この本は動物の感覚から知覚へ,行動への作用を探り,生き物の世界像を知る旅にいざなう.行動は刺激への物理反応ではなく,環世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの,今なお新鮮な科学の古典.
まえがき

序章 環境と環世界
一章 環世界の諸空間
二章 最遠平面
三章 知覚時間
四章 単純な環世界
五章 知覚標識としての形と運動
六章 目的と設計(プラン)
七章 知覚像と作用像
八章 なじみの道
九章 家(ハイム)と故郷(ハイマート)
一〇章 仲間
一一章 探索像と探索トーン
一二章 魔術的環世界
一三章 同じ主体が異なる環世界で客体となる場合
一四章 結び

訳者あとがき(日高敏隆)

書評情報

文學界 2015年7月号
FIGARO japon 2013年8月号
週刊文春 2005年7月7日号
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