電子書籍対応

君主論

人間と組織に切りこむ『君主論』の犀利な観察と分析は今日なお恐るべき有効性を保っている.厳しい原典批判をへた画期的な新訳.

君主論
著者 マキアヴェッリ , 河島 英昭
通し番号 白3-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 白(法律・政治)
日本十進分類 > 社会科学
刊行日 1998/06/16
ISBN 9784003400319
Cコード 0131
体裁 文庫 ・ 並製 ・ カバー ・ 390頁
在庫 在庫あり
ルネサンス期イタリアの政治的混乱を辛くも生きたマキアヴェッリ(1469-1527)は外交軍事の実経験と思索のすべてを傾けて,君主たるものが権力をいかに維持・伸長すべきかを説いた.人間と組織に切りこむその犀利な観察と分析は今日なお恐るべき有効性を保っている.カゼッラ版を基に諸本を参照し,厳しい原典批判をへた画期的な新訳.
ニッコロ・マキアヴェッリ偉大なロレンツォ・デ・メーディチ殿下に

第一章 君主政体にはどれほどの種類があるか、またどのようにして獲得されるか

第二章 世襲の君主政体について

第三章 複合の君主政体について

第四章 アレクサンドロスに征服されたダレイオス王国で、アレクサンドロスの死後にも、その後継者たちに対して反乱が起きなかったのは、なぜか

第五章 征服される以前に、固有の法によって暮していた都市や君主政体を、どのようにして統治すべきか

第六章 自己の軍備と力量で獲得した新しい君主政体について

第七章 他者の軍備と運命で獲得した新しい君主政体について

第八章 極悪非道によって君主の座に達した者たちについて

第九章 市民による君主政体について

第一〇章 どのようにしてあらゆる君主政体の戦力を推し量るべきか

第一一章 聖職者による君主政体について

第一二章 軍隊にはどれほどの種類があるか、また傭兵隊について

第一三章 援軍、混成軍、および自軍について

第一四章 軍隊のために君主は何をなすべきか

第一五章 人間が、とりわけ君主が、褒められたり貶されたりすることについて

第一六章 気前の良さと吝嗇について

第一七章 冷酷と慈悲について。また恐れられるよりも慕われるほうがよいか、それとも逆か

第一八章 どのようにして君主は信義を守るべきか

第一九章 どのようにして軽蔑と憎悪を逃れるべきか

第二〇章 城砦その他、君主が日々、政体の維持のために、行なっていることは、役に立つのか否か

第二一章 尊敬され名声を得るために君主は何をなすべきか

第二二章 君主が身近に置く秘書官について

第二三章 どのようにして追従者を逃れるべきか

第二四章 イタリアの君主たちが政体を失ったのは、なぜか

第二五章 運命は人事においてどれほどの力をもつのか、またどのようにしてこれに逆らうべきか

第二六章 イタリアを防衛し蛮族から解放せよとの勧告

地  図
解  説
参考文献
訳  注

書評情報

週刊文春 2019年7月18日号(評者:石井千湖さん)
週刊現代 2014年6月7日号
週刊読書人 2013年8月2日号
日経トップリーダー 2012年8月号
日本経済新聞(朝刊) 2012年1月29日
朝日新聞(朝刊) 2012年1月22日,2月5日
SQUET 2012年1月号
日経ウーマン 2011年8月号
毎日新聞(朝刊) 2010年6月3日
日本経済新聞(朝刊) 2010年6月3日
PRESIDENT 2008年3月31日号

電子書籍

価格は各電子書籍書店にてご確認ください

ページトップへ戻る