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獺祭書屋俳話・芭蕉雑談

『獺祭書屋俳話』は,近代詩歌としての俳句の独立を宣言した著作.『芭蕉雑談』では,俳聖の再評価を行う.注解と解説を初めて付す.

獺祭書屋俳話・芭蕉雑談
著者 正岡 子規
通し番号 緑13-11
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 緑(現代日本文学)
日本十進分類 > 文学
刊行日 2016/11/16
ISBN 9784003600252
Cコード 0192
体裁 文庫 ・ 並製 ・ 306頁
在庫 在庫あり
『獺祭(だっさい)書屋俳話』は,26歳の正岡子規(1867─1902)が,近代詩歌としての俳句革新の暁鐘を告げた俳論書.本書により近世俳諧から近代俳句への新たな道が開かれた.『芭蕉雑談(ぞうだん)』では,月並流の俳人たちによって神聖視されてきた芭蕉を的確に批評することで,俳聖の再評価を試みる.子規の代表的俳論に,初めて本格的な注解と解説を付す.(注解・解説=復本一郎)
凡例

獺祭書屋俳話

獺祭書屋俳話小序

俳諧といふ名称

連歌と俳諧

延宝天和貞享の俳風

足利時代より元禄に至る発句

俳書

字余りの俳句

俳句の前途

新題目

和歌と俳句

宝井其角

嵐雪の古調

服部嵐雪

向井去来

内藤丈草

東花坊支考

志多野坡

武士と俳句

女流と俳句

元禄の四俳女

加賀の千代

時鳥

扨はあの月がないたか時鳥

時鳥の和歌と俳句

初嵐



女郎花

芭蕉

『俳諧麓の栞』の評

『発句作法指南』の評

芭蕉雑談

年齢

平民的文学

智識徳行

悪句

各句批評

佳句

雄壮なる句

各種の佳句

或問

雞声馬蹄

著書

元禄時代

俳文

補遺

獺祭書屋俳話正誤

解説(復本一郎)

略年譜(復本一郎)

初句索引

人名索引

書評情報

西日本新聞 2017年9月18日
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