真空地帯

人を兵隊に変える兵営という軍隊の日常生活の場を舞台とし,軍国主義に一石を投じた意欲作.改版.(解説=杉浦明平・紅野謙介)

真空地帯
著者 野間 宏
通し番号 緑91-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 緑(現代日本文学)
刊行日 2017/12/15
ISBN 9784003600313
Cコード 0193
体裁 文庫 ・ 618頁
定価 1,276円
在庫 在庫あり
空気のない兵隊のところには,季節がどうしてめぐってくることがあろう──条文と柵とに縛られた兵営での日常生活は人を人でなくし,一人一人を兵隊へと変えてゆく…….人間の暴力性を徹底して引き出そうとする軍隊の本質を突き,軍国主義に一石を投じた野間宏(1915―91)の意欲作.改版.(解説=杉浦明平・紅野謙介)
真空地帯

「真空地帯」について(野間宏)
解 説(杉浦明平)
[解説]「内務班」というシステム(紅野謙介)

書評情報

週刊文春 2018年2月22日
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