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転回期の政治

転回期の政治
著者 宮沢 俊義
通し番号 青N121-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 青(日本思想)
日本十進分類 > 社会科学
刊行日 2017/04/14
ISBN 9784003812112
Cコード 0131
体裁 文庫 ・ 386頁
在庫 在庫あり

民主政治が,なぜどのようにナチ独裁にとって代わられたのか.憲法学の泰斗・宮沢俊義(一八九九―一九七六)は,一九三〇年代始めフランス,ドイツに留学.ナチスの台頭,ヴァイマル憲法の「死滅」をその同時代に目にし,独裁政治の手法を見抜いた論考を立て続けに発表した.民主主義,立憲主義を果敢に説いた宮沢の,戦前における注目の書.

はしがき
プロローグ

Ⅰ 転回期の政治形態
 第一章 民主政より独裁政へ
 第二章 独裁的政治形態の本質
 第三章 独裁政理論の民主的扮装
 第四章 議会制のたそがれ
 第五章 議会制の凋落

Ⅱ 転回期の政治因子
 第一章 官僚の台頭
 第二章 政党国家から政党独裁政へ
 第三章 政府と政党の関係
 第四章 輿論と大衆

Ⅲ 転回期の政治改革問題
 第一章 行政機構の改革
 第二章 貴族院の改革(その一)
 第三章 貴族院の改革(その二)
 第四章 比例代表制

Ⅳ 転回期のヨーロッパ政治
 第一章 フランスにおける国家改革論
 第二章 国民革命とドイツ憲法
 第三章 ドイツの「自由の憲法」

解説(高見勝利)

書評情報

毎日新聞(朝刊) 2017年8月13日
秋田魁新報 2017年5月14日
週刊ダイヤモンド 2017年5月27日

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