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ヘイト・スピーチとは何か
差別と排除の言葉の暴力を撒き散らして恥じない社会でよいのか.日本の現実と各国の経験から考える.
差別,侮辱,排除の言葉の暴力を,路上やネット上で撒き散らすヘイト・スピーチは,表現の自由として守られるべきなのか.深刻な被害は,既存の法や対抗の言説では防げない.悪質な差別の法規制は,すでに国際社会の共通了解だ.各国の経験を振り返り,共に生きる社会の構築へ向かうために.
はじめに
第1章 蔓延するヘイト・スピーチ
1 マスメディアに登場した「ヘイト・スピーチ」
2 京都朝鮮学校襲撃事件
3 狙われるマイノリティ
第2章 ヘイト・スピーチとは何か
1 ヘイト・スピーチの定義
2 ヘイト・スピーチの害悪――傷つけられるマイノリティ
3 ジェノサイドの経験と国際社会の認識
第3章 法規制を選んだ社会
1 イギリス―多民族社会の模索
2 ドイツ―負の歴史と向き合う
3 カナダ―国際人権基準からみた一つのモデル
4 オーストラリア―多文化主義への転換
第4章 法規制慎重論を考える
1 アメリカ合衆国の選択
2 日本における法規制慎重論
3 法規制慎重論の検討
第5章 規制か表現の自由かではなく
1 現行法で対処可能なのか
2 包括的な制度構築―調査、差別禁止法、救済制度
3 ヘイト・スピーチ規制条項の検討
あとがき
主要参考文献
第1章 蔓延するヘイト・スピーチ
1 マスメディアに登場した「ヘイト・スピーチ」
2 京都朝鮮学校襲撃事件
3 狙われるマイノリティ
第2章 ヘイト・スピーチとは何か
1 ヘイト・スピーチの定義
2 ヘイト・スピーチの害悪――傷つけられるマイノリティ
3 ジェノサイドの経験と国際社会の認識
第3章 法規制を選んだ社会
1 イギリス―多民族社会の模索
2 ドイツ―負の歴史と向き合う
3 カナダ―国際人権基準からみた一つのモデル
4 オーストラリア―多文化主義への転換
第4章 法規制慎重論を考える
1 アメリカ合衆国の選択
2 日本における法規制慎重論
3 法規制慎重論の検討
第5章 規制か表現の自由かではなく
1 現行法で対処可能なのか
2 包括的な制度構築―調査、差別禁止法、救済制度
3 ヘイト・スピーチ規制条項の検討
あとがき
主要参考文献
師岡康子(もろおか・やすこ)
2003~07年日本弁護士連合会人権擁護委員会委嘱委員、東京弁護士会外国人の人権に関する委員会委員、枝川朝鮮学校取壊し裁判弁護団。07年ニューヨーク大学ロースクール、08年英キール大学大学院、10年キングズカレッジ・ロースクール留学。大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員、国際人権法学会所属。外国人人権法連絡会運営委員。
共著書に『なぜ、いまヘイト・スピーチなのか』(前田朗編著、三一書房)、『今、問われる日本の人種差別撤廃 国連審査とNGOの取り組み』(反差別国際運動日本委員会編集・発行)、『外国人・民族的マイノリティ人権白書2010』(外国人人権法連絡会編、明石書店)ほか。
2003~07年日本弁護士連合会人権擁護委員会委嘱委員、東京弁護士会外国人の人権に関する委員会委員、枝川朝鮮学校取壊し裁判弁護団。07年ニューヨーク大学ロースクール、08年英キール大学大学院、10年キングズカレッジ・ロースクール留学。大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員、国際人権法学会所属。外国人人権法連絡会運営委員。
共著書に『なぜ、いまヘイト・スピーチなのか』(前田朗編著、三一書房)、『今、問われる日本の人種差別撤廃 国連審査とNGOの取り組み』(反差別国際運動日本委員会編集・発行)、『外国人・民族的マイノリティ人権白書2010』(外国人人権法連絡会編、明石書店)ほか。
書評情報
図書新聞 2015年5月9日号
朝日新聞(朝刊) 2014年9月14日
ビッグイシュー 244号(2014年8月1日)
しんぶん赤旗 2014年7月13日
新英語教育 2014年6月号
東京新聞(朝刊) 2014年3月2日
図書新聞 2014年3月1日号
ふぇみん 2014年2月5日号
朝日新聞(朝刊) 2014年9月14日
ビッグイシュー 244号(2014年8月1日)
しんぶん赤旗 2014年7月13日
新英語教育 2014年6月号
東京新聞(朝刊) 2014年3月2日
図書新聞 2014年3月1日号
ふぇみん 2014年2月5日号