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内村鑑三

悲しみの使徒

自らの弱さを知るからこそ,つねに敬虔であろうとした内村.生涯をたどりながら,その著作に今も響きつづける霊性を読み解く.

内村鑑三
著者 若松 英輔
通し番号 新赤版 1697
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 宗教
刊行日 2018/01/19
ISBN 9784004316978
Cコード 0214
体裁 新書 ・ 270頁
在庫 在庫あり
All for God──神の道と人の道,「不敬事件」と妻の死,義戦と非戦,そして娘の死と,激しいうねりのなかを生きたこのキリスト者は,自らの弱さを知るからこそ,どこまでも敬虔であろうとした.同時代の多くの人を惹きつけ,『余はいかにしてキリスト信徒となりしか』『代表的日本人』等の著作に今も響きつづける,その霊性を読み解く.
序 章  回 心
第一章  入 信
第二章  死 者
第三章  非 戦
第四章  再 臨
第五章  訣 別
第六章  宇 宙

あとがき
内村鑑三略年譜
若松英輔(わかまつ えいすけ)
1968年新潟県生まれ.批評家・随筆家.
慶應義塾大学文学部仏文科卒.「越知保夫とその時代求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選.
『叡知の詩学小林秀雄と井筒俊彦』にて第2回西脇順三郎学術賞受賞.
著書─『井筒俊彦叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会)
 『内村鑑三をよむ』(岩波ブックレット)
 『池田晶子不滅の哲学』(トランスビュー)
 『岡倉天心「茶の本」を読む』(岩波現代文庫)
 『吉満義彦詩と天使の形而上学』(岩波書店)
 『生きる哲学』(文春新書)
 『イエス伝』(中央公論新社)
 『石牟礼道子「苦海浄土」』(NHK出版)
 『言葉の贈り物』(亜紀書房)
 『言葉の羅針盤』(亜紀書房)
 『小林秀雄美しい花』(文藝春秋)
 『悲しみが言葉をつむぐとき』(和合亮一と共著,岩波書店)
 『緋の舟』(志村ふくみと共著,求龍堂)ほか

書評情報

北海道新聞 2018年11月11日
歴史地理教育 2018年10月号
東京新聞(朝刊) 2018年4月22日
読売新聞(夕刊) 2018年3月5日
北海道新聞 2018年2月25日
朝日新聞(朝刊) 2018年2月11日
日本経済新聞(朝刊) 2018年2月3日

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