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砂糖の世界史

茶や綿織物とならんで歴史を動かしてきた「世界商品」砂糖にスポットをあて,近代史の流れをいきいきと描く.

砂糖の世界史
著者 川北 稔
通し番号 276
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニア新書 > 歴史
刊行日 1996/07/22
ISBN 9784005002764
Cコード 0222
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 212頁
在庫 在庫あり

茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖.この,甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて,近代以降の世界史の流れをダイナミックに描く.大航海時代,植民地,プランテーション,奴隷制度,三角貿易,産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって,いきいきと動き出すかのよう.世界史Aを学ぶ人は必読!

プロローグ 砂糖のふしぎ
第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか
第2章 カリブ海と砂糖
第3章 砂糖と茶の遭遇
第4章 コーヒー・ハウスが育んだ近代文化
第5章 茶・コーヒー・チョコレート
第6章 「砂糖のあるところに、奴隷あり」
第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」──労働者のお茶
第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治
第9章 砂糖きびの旅の終わり──ビートの挑戦
エピローグ モノをつうじてみる世界史──世界史をどう学ぶべきか
あとがき
川北 稔 (かわきた みのる)
1940年大阪市生まれ.1963年京都大学文学部卒業.同大学院文学研究科博士課程(西洋史学専攻)中退.文学博士.大阪大学文学部教授などを経て現在,佛教大学教授,大阪大学名誉教授.『工業化の歴史的前提──帝国とジェントルマン』,『民衆の大英帝国──近世イギリス社会とアメリカ移民』,I・ウォーラーステイン『近代世界システム』(以上岩波書店),S・W・ミンツ『甘さと権力──砂糖が語る近代史』など,著訳書多数.

書評情報

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