新版 占領の記憶 記憶の占領

戦後沖縄・日本とアメリカ

日本本土と沖縄,男性と女性の視点の差異を手掛かりに,占領文学の時空間を読み解く

新版 占領の記憶 記憶の占領
著者 マイク・モラスキー , 鈴木 直子
通し番号 学術384
ジャンル 書籍 > 岩波現代文庫 > 学術
刊行日 2018/07/18
ISBN 9784006003845
Cコード 0136
体裁 A6 ・ 並製 ・ カバー ・ 524頁
定価 1,826円
在庫 在庫あり
日本にとって,敗戦後のアメリカ占領は何だったのだろうか.日本本土と沖縄,また,男性と女性による視点の違いから,その記憶はどのように異なったものになったか.占領を描いた様々な文学作品を素材に,記憶とは何か,記憶するとはどういうことか,どのように記憶しようとしているのか,戦後の時空間を読み解く.
岩波現代文庫版まえがき

イントロダクション――焼跡と金網
第一章 無人地帯への道
第二章 文学に見る基地の街
第三章 差異の暗部
第四章 戦後日本の表象としての売春
第五章 両義的なアレゴリー
第六章 内なる占領者
第七章 近年の占領文学


岩波現代文庫版あとがき
参考文献
マイク・モラスキー(Michael S. Molasky)
1956年,アメリカ・セントルイス生まれ.シカゴ大学大学院東アジア言語文明研究科博士課程修了.専攻は戦後日本文学,文化史.さらにジャズ音楽の受容史や,日本の居酒屋文化なども研究し,ジャズ・ピアニストでもある.現在,早稲田大学国際教養学部教授.著書に,『戦後日本のジャズ文化』(岩波現代文庫),『ジャズ喫茶論』(筑摩書房),『呑めば都』(ちくま文庫)など.

鈴木直子(すずき なおこ)
1969年生まれ.東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了.現在青山学院女子短期大学教授.

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