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桜の森の満開の下
一人の美しい女を妻にした山賊は,女が望むままに殺戮を繰り返す.虚しさの果てに山賊が見たものとは.
鈴鹿の山に暮らす一人の山賊.怖いものなしの山賊が唯一怖れていたのは満開の桜の森であった.ある日,山賊は旅をする美しい女に出会い,その夫を殺して自分の妻にする.わがままな女の言いなりになる山賊と,涯のない欲望を持つ女はやがて――.[カラー6頁]
第一話 鈴鹿の山
第二話 八人目の女房
第三話 都の風
第四話 首遊び
第五話 退 屈
最終話 虚 空
あとがき
岩波現代文庫あとがき
第二話 八人目の女房
第三話 都の風
第四話 首遊び
第五話 退 屈
最終話 虚 空
あとがき
岩波現代文庫あとがき
近藤ようこ(こんどう ようこ)
1957年新潟市生まれ.漫画家.折口民俗学への関心から國學院大學に進学し,在学中に漫画家としてデビュー.中世の説経節を積極的に漫画に描き,また坂口安吾『戦争と一人の女』,折口信夫『死者の書』,夏目漱石『夢十夜』などの漫画化に取り組む.『水鏡綺譚』『説経 小栗判官』『ルームメイツ』『アカシアの道』など作品多数.
坂口安吾(さかぐち あんご)
1906-1955年.新潟市生まれ.作家.『白痴』『堕落論』など.『桜の森の満開の下』は『夜長姫と耳男』と並んで安吾文学の最高峰と言われる.
1957年新潟市生まれ.漫画家.折口民俗学への関心から國學院大學に進学し,在学中に漫画家としてデビュー.中世の説経節を積極的に漫画に描き,また坂口安吾『戦争と一人の女』,折口信夫『死者の書』,夏目漱石『夢十夜』などの漫画化に取り組む.『水鏡綺譚』『説経 小栗判官』『ルームメイツ』『アカシアの道』など作品多数.
坂口安吾(さかぐち あんご)
1906-1955年.新潟市生まれ.作家.『白痴』『堕落論』など.『桜の森の満開の下』は『夜長姫と耳男』と並んで安吾文学の最高峰と言われる.
書評情報
週刊新潮 2018年3月8日号
図書新聞 2017年12月2日
読売新聞(朝刊) 2017年11月12日
読売新聞デジタル 2017年10月29日配信
朝日新聞(朝刊) 2017年10月22日
図書新聞 2017年12月2日
読売新聞(朝刊) 2017年11月12日
読売新聞デジタル 2017年10月29日配信
朝日新聞(朝刊) 2017年10月22日